院長あいさつ
屋久島徳洲会病院 院長 山本 晃司
屋久島にある式内社、益救神社は昔の種子島・屋久島の一の宮ですが、ご祭神は彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)、海幸彦山幸彦の山幸彦です。山幸彦は竜宮へ行って戻ってきますが、神社のご由緒によると屋久島そのものが竜宮ともされています。九州最高峰の宮之浦岳をいだく「洋上アルプス」として海上にそそり立つ島影は、古代より航海の目印ともなり、また新鮮な水の補給地でもありました。そんなところから竜宮と言われたのかもと思ってしまいますが、たしかに屋久島に住んでいると竜宮にいるようです。
1993年に白神山地と共に日本初の世界自然遺産に登録され、一躍有名になりましたが、それまではひっそりゆったりした島でした。
森の中に家を作り約20年になりますが、屋久島に降る多量の雨と太陽の光で、家がジャングルの中に埋もれてしまいそうです。
(実際に埋もれていますが…)
この島に1万3千人の人が住み、年間30万人の人が訪れます。 それこそ世界中からやってくる。なんでそんなに遠くからやってくるんだろう? 気に入って住み着いてしまう人、リピーターとしてたびたび訪れる人。 なんとも惹かれる島です。
当院は屋久島唯一の病院であり、入院施設をもつ唯一の医療機関です。
島に6つある診療所とともに、屋久島に住む人・訪れる人の命を守っています。 島は台風などで簡単に孤立し、船も飛行機も止まります。
島で生きるということはそういうことです。しかし、そんな中で何としても人々の命を守っていく。
当院は最後の砦でもあります。屋久島は島全体が癒しの森です。そして、癒しの島の一部分としての当院でもあります。
島で人々が安心して生きていけるように、島に住む人々とともに当院はこれからもありつづけていきたいと思っています。
理念・方針
基本理念
「生命を安心して預けられる病院」
「健康と生活を守る病院」
基本方針
年中無休・24時間オープン
患者さんからの贈り物は一切受け取らない
医療技術・診療態度の向上に絶えず努力する
患者さんの人権を尊重し権利を擁護していく
目指す方向性
継続性
医療・福祉サービスを今後もずっと提供していく「継続性」
公共性
屋久島在住、あるいは島を訪れた全ての人の病院としての「公共性」
ホスピタリティ
ホテル以上のサービスと心遣いを提供する「ホスピタリティ」
開かれた空間
一般の方々も自由に利用していただける場としての「開かれた空間」
癒しの森
屋久島という癒しの森で癒しを行える「癒しの森」
屋久島の一部としての病院
屋久島の自然と神々の意にかなった「屋久島の一部としての病院」
診療科目のご案内
・外科
・内科
・産婦人科
・小児科
・形成外科
・歯科口腔外科
・耳鼻咽喉科
・整形外科
・リハビリテーション科
・眼科
・脳神経外科
・精神科
・循環器科
・麻酔科
・泌尿器科
・放射線科
受付・診療時間

患者さまの権利と義務について
権利
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診療治療に関する事は十分な説明を受け、自分の意思に基づいて、選択・同意・拒否する事ができ治療方針決定に参加する事ができます。また、診療内容、診療費を知る事ができます。
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等しく医療を受ける事ができます。個人的な背景の違いや病気の性質に関わらず必要な医療を受けられます。
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患者さま自身の情報や人間関係などプライバシーが尊重されます。
義務
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情報の提供は正直かつ正確にお願い致します。
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治療中、心身に変化や問題が起こった場合は職員へお知らせ下さい。
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治療方針を守り、お互いに協力して治療効果を上げるよう努めて下さい。
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施設の管理規定を守り、財産を大切にして下さい。